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いいものオホーツク通信
「いいものオホーツク通信」は食を中心にしながらも、オホーツクの様々な魅力ある情報をお伝えしてまいります。発行は不定期ですが、お楽しみにしていてください。
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【第10号】
☆■■■■■■■■■■■■■■■いいものオホーツク通信第10号■
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■■■☆■■■■北オホーツクの農家製、工房製チーズが勢ぞろい■■
■■■■☆■■☆■工房レティエとアトリエルーシュをご紹介します■
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2007年6月5日■
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いいものオホーツク通信のバックナンバーはこちらから
http://www.okhotsk.biz/tuusinn9.html
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オホーツクの色は紫?
オホーツクの色として、よく言われるのは「オホーツクブルー」です。
夏の日、冬の日、まさにスカーッと突き抜けた空の青さ、それは凛として
いて、シベリアまで続いているような冷たささえ感じます。背筋の通った
青という気がします。
しかし、最近私が感じるのは紫なのです。今オホーツクはそこらじゅう
花盛りなのですが、通勤途上の街なかで、廃屋となって人の手の入らない
庭先で、あるいはチョット道を外れた野原で、見落としそうに咲いている
名前も知らぬ花々(私が知らないだけだと思いますが)。そのどれもが紫
なのです。
色合いは微妙です。青に近い紫から、ピンクに近い紫まで、どれも違う
色相の紫をみせてくれるのです。
いや、紫という色はオホーツクの色というより、植物が本来持つ、もっ
ともプリミティブな色なのかもしれません。たぶんそうなのでしょう。し
かし、この時期、「あっ、あれもこれも」と眼に入ってくる花の多さに、
あたかも紫がオホーツクの色に思えてしまうのです。
紫のバリエーション、是非皆さんにも楽しんでもらおうと思いますので、
近いうち、いいものオホーツクのページでご紹介する事にいたします。
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◆◇◆ゆう子さんのチーズにつづき、北オホーツクのチーズが勢ぞろい◆◇◆
−放牧チーズの可能性を追求する工房レティエ−
−理想のカマンベール作りを目指すアトリエルーシュ−
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日本の北の端、北オホーツクの厳しい気候風土については前号の9号でお伝
えしたとおりです。さしたる高い山のない北オホーツクは東からはオホーツク
の風が、西からは日本海の風がビュウビュウと吹き荒れます。日本最北端に位
置する気温の低さ、日本海から運ばれる雪の多さなど、人間にとって厳しい気
候風土は、実は乳牛たちには絶好の環境なのです。
乳牛たちに最もストレスとなるのは夏の高温です。しかし北オホーツクでは
8月の平均気温は19.2度、30度を越える真夏日はこの30年間で3日し
かありませんでした。一方で、周りを海に囲まれた北オホーツクでは真冬の冷
込みも穏やかで、過去の観測史上、マイナス20度を下回った記録がありませ
ん。積雪の多さは、真冬でも土地を凍らせることはなく、牧草の越冬が可能な
のです。
広い牧草地で悠々と草を食む。まさに北オホーツクは乳牛たちの理想の土地
といえます。
豊富町の工房レティエは、こうした気候風土を最大限に生かした牛乳生産と
チーズ作りをめざしています。豊富町では乳牛の90%以上が放牧主体で飼わ
れています。放牧草を食んだ牛達の生乳にはビタミンEやβーカロテン、共役
リノール酸が多く含有し、優れた風味をもたらします。
工房レティエの代表久世さんは、そんな放牧乳の特性を生かしたチーズ作り
を進めています。特に久世さんがめざすのは、冬場の干草から放牧に切り替わ
るわずかな期間に搾られる生乳から作る「プレミアムチーズ」です。いったい
どんなチーズが完成するのか、それを味わえる日が楽しみです。
工房レティエのチーズはこちらから
http://www.okhotsk.biz/letie.html
中頓別町の高橋牧場チーズ工房(アトリエルーシュ)は、本格的なカマンベ
ール作りに情熱を注いでいます。アトリエルーシュの代表高橋さんがカマンベ
ール作りに着手したのはもう30年も前のこと。独学で原書にあたり、多くの
試行錯誤を繰り返し、遂に自分の手の内にしたのが「ルーシュ製法」です。
「ルーシュ製法」とは、カマンベール唯一のAOC(原産地統制呼称)であ
る「カマンベール・ド・ノルマンディー」の製法です。しかし、高橋さんが「
ルーシュ製法」に挑んだのは単にそれが有名なAOCの製法だからという理由
ではありません。ある時行われたブラインドテイスティングで確信した「カマ
ンベール・ド・ノルマンディー」の美味さ。その美味さに追いつきたいとの思
いが「ルーシュ製法」への挑戦となったのです。
アトリエルーシュのカマンベールは高い完成度を見せています。45日とい
う長い賞味期限が高橋さんの自信を裏付けています。
アトリエルーシュのチーズはこちらから
http://www.okhotsk.biz/louche.html
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