2.バスは鉄道の代替交通になりえるか
A.鉄道とバスでは速度やルートが異なるため、
鉄道並みの水準でバスダイヤを引くことは、長大路線ほど困難になります。距離が銀河線の半分以下、約60kmののと鉄道能登線の事例では、中間地点の宇出津で系統が大きく分断され、宇出津をまたぐ地域間交通の機能が犠牲になりました(詳しくは
のと鉄道代替バスの現状参照)。銀河線はのと鉄道の倍以上の距離があります。
無理に鉄道並みのダイヤを引いても、ダイヤ通り走ることができなくなります。遅れが日常化すれば、バスの信頼性は一層低下します。
A.普通運賃は銀河線並の運賃にはならず、バス並みの運賃に上がります。
定期運賃は「差額補助」によって銀河線並に抑えられますが、そのために今の銀河線の基金を使います。基金が切れれば定期運賃も上がります。
A.
永久運行は保証されていません。バスの廃止は鉄道の廃止よりも簡単にできるのです。
バス転換後、利用者が80%以上も減少した名鉄谷汲線の代替バスは、05年9月で廃止されることが決まりました。
2.バスは鉄道の代替交通になりえるか