いいものだけをオホーツクから！北海道オホーツクの地域ブランド商品を産地直送で

いいものオホーツク通信 「いいものオホーツク通信」は食を中心にしながらも、オホーツクの様々な魅力ある情報をお伝えしてまいります。発行は不定期ですが、お楽しみにしていてください。 ☆■■■■■■■■＝＝＝＝＝＝＝＝＝いいものオホーツク通信２５号＝ ■■☆■■■■■■ ■■■☆■■■■■　シリーズ：オホーツクのテロワールを食す ■■■■☆■■☆■　　　第一弾は果実本来の味に迫る：北のさくらんぼ ■■■■☆■■☆■ ■■■■■■■■■＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝２０１０年　　６月２９日＝ ―――――――――――――――――――――――――――――――――― いいものオホーツク通信のバックナンバーはこちらから http://www.okhotsk.biz/tuusinn21.html 「テロワール」、ワイン好きの方には十分になじんだ概念です。直接的には 土地や土壌を意味し、気候風土を含めて広くは生育環境の特質を表すものと いえるでしょう。 今、オホーツクではこの「テロワール」ということを基軸にしてこの地の アイデンティティにもう一度目覚め、再構築し、強く発信しようと様々な取 り組みが進められています。その取り組みは、この間いいものオホーツクが やってきたこと同じだと確信しています。 そんな中でまさにオホーツクの土壌に着目し、その土壌の恵みをストレート に表現してくれる食材を紹介しようと「オホーツクのテロワールを食す」という 新たな企画をシリーズで展開することとしました。 その第一弾が「さくらんぼ」です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆☆◆☆◆北のさくらんぼ：生命力を感じる果実本来の美味さ◆☆◆☆◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 　まさにワインの銘醸地がそうなのですが、ブルゴーニュも、ボルドーも最 近注目されるアメリカのオレゴンも、ぶどう作りにとっては北限に程近い地 域に存在します。ぶどうを作るなら、地中海や中近東でなら何の苦労も無く 作ることは可能です。しかしその味わいは概して「単調で大味」ということ になります。 　さくらんぼも国内有名産地は北海道よりはもっと南です。北でのさくらん ぼ栽培は苦労が絶えません。酷寒の冬越しをし、遅霜や遅い春にも耐えなけ ればなりません。しかしそうした悪条件を克服した樹木には強い生命力が備 わります。そして、一日や季節を通しての寒暖差の大きさ、これが果実の糖 度を一気に高め、酸との絶妙なバランスを作り出してくれるのです。 　――――複雑なミネラル感を生む砂利土壌のテロワール―――― 　ボルドーの銘醸地・グラーブは「砂利の多い土地」を意味します。実は今 回ご紹介する石川果樹園はオホーツク北見市の郊外「昭和地区」の丘陵部に あり、この丘は畑作の難しい石ころゴロゴロの土壌なのです。 　大正６年にこの地に入った石川岩太郎さんはその荒地に愕然としながらも その丘が柏の木の巨木に覆われていることに気付きます。「ここは樹木栽培 に適性がある」と踏んだ岩太郎さんは苗木栽培農家として営農を始めます。 その予想は当ります。木の根は水を求めて地中深く下へ下へとどんどんと伸 びていきます。厳しいオホーツクの冬をやり過ごした苗木の強さは他産地の 苗木を圧倒し、当時の園芸雑誌は「日本でも一・二を争う苗木」との評判を えます。 　樹木の根が水を求めて下へ下へと伸びていくということは、水と同時に 様々な種類のミネラルを吸収することになります。このミネラルの存在が果 実の複雑な旨みを生み出すこととなります。 　石川農園のさくらんぼはまさに苗木作りの長年の技術と砂利だらけの丘と いうこの「昭和地区」のテロワールから生まれるのです。 ――――糖度だけではない、軟弱な味感覚を一蹴する真の味わい―――― 　現代人の味覚は、｢甘い、柔らかい」が｢美味しい」の基準になってしまいま した。それはあまりに軟弱な味感覚といわざるをえません。子供の頃、オホ ーツクのあちこちに野生のベリーがありました。まだ熟していないものを口 にしたときのたまらない酸っぱさ、完熟した時のえもいわれぬ甘さ。野草の 花びらを摘んですすった蜜の味。自然の中にある味が如何に複雑で多様であっ たか。そんな果実本来の深い味わいを与えてくれるのが石川さんのさくらんぼ です。 　もちろん石川さんのさくらんぼは決して野生の味ではありません。現在の農 場主石川一郎さん(８２歳）は、果樹にとって何が自然でなくてはならず、何 に人の手を入れなくてはならないかを知っています。そこには曽祖父から伝わ る樹木作り９０年余の技術と経験が生かされます。一郎さんは３６５日雪の日 も雨の日も毎日果樹園の木々の一本一本を見つめ、丹精し続つづけます。 そして収穫されたさくらんぼは「悦楽」といいたくなる果実本来の美味さに満 ちています。 十分な糖度とその後に残る酸味の喜び、ミネラルを感じる複雑な味わい、そし てしっかりとした歯ごたえ。 　まさにオホーツクのテロワールが凝縮された宝石のような一粒を味わいくだ さい。 オホーツクのテロワールを食す。石川果樹園のさくらんぼはこちらから http://www.okhotsk.biz/okhotskterroir1_sakurannbo.html 尚、収穫配送は７月１０日ごろを予定しております。 ＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝ ▲▽▲▽「いいものオホーツク通信」の配信を希望されない方は▲▽▲▽ ＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝−＝ ご面倒ですが、「通信の配信不要」と明記の上、master0429@okhotsk,biz にメールをご送信下さい。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 オホーツクの地域ブランド応援サイト いいものオホーツク http://www.okhotsk.biz お問合せは　master0429@okhotsk,bizまで 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。