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【報告】ふるさと銀河線代替バスアンケート結果のご報告

 ふるさと銀河線代替バス運行アンケートの実施に当たりましては多大のご協力をいただきありがとうございました。
 皆様のご協力により、750通以上のアンケートはがきをお配りすることができ、内203通のはがきが投函され回収することができました。
 その結果につきまして、別紙の通りご報告申上げます。また、このアンケート結果を踏まえ、私ども沿線応援ネットは11月30日から12月12日にかけまして沿線1市6町の首長並びに議会に対し、バス運賃の維持とバス運行安定基金の創設を求める陳情書、請願書等の提出を行いましたので、あわせてご報告申上げます。
 今後とも沿線応援ネットワークは沿線公共交通の存続の確保と利便の向上を目指し、皆様とともに働く決意でございますので、一層のご支援をお願い申上げます。

                             ふるさと銀河線沿線応援ネットワーク
                                            代 表  小川 清人


ふるさと銀河線代替バスアンケート結果に関する若干のコメント

 ふるさと銀河線沿線応援ネットワークは、代替バスの利便や将来への不安に関するさまざまな声を聞くにおよび、10月の下旬から11月初旬にかけて、「代替バスについて困っていることや不安なことに関する意見募集」と「代替バス利用者、沿線住民に対するアンケート調査」を実施しました。実施方法ははがきによる投函をお願いし、はがきの配布は乗降客向けには北見バスターミナルで代替バスに乗降する者に150枚、置戸高校、訓子府高校を通じ100枚。沿線住民には上ところ、訓子府、境野、置戸、陸別の住民個人、老人会、商工会、商店主などを通じ500枚を配布しました。
 銀河線の廃止後、代替バスが北海道北見バス、十勝バスにより運行されていますが、鉄道に比較した料金の高さや利便の悪さから、「外出機会が減った」、「会社、学校、病院などに通いづらくなった」、「家族の送迎が増えた」とする回答が多く、鉄道に比しての乗客数の減少を来たしていることが想像できます。加えて冬季の厳しい気象条件のもとで大幅な乗客数の減少が懸念されています。

まず203人から返信のあったアンケートへの回答は、多い順に列挙すると以下のようになります。
(複数回答)

1
運賃が高くなった
133人
2
トイレが無いので困る
80人
3
鉄道より時間がかかる
79人
4
冬季がどうなるか心配
78人
5
家族の送迎が増えた
76人
6
バス待ちが辛い
64人
7
会社、学校、病院へ通いにくくなった
63人
外出の回数が減った
63人

こうした事実は寄せられた意見の中にも見られます。
1
運賃が高すぎる、安くして欲しい。病院に通う回数を減らそうと考えている。
2
トイレが無いのでバスには乗れない。
3
家族の送り迎えが増えて気を使います。
4
町への入り込み客が減っている。一市六町の連携をお願いしたい。
5
乗客が少なく、間引きされ、銀河線同様になるのか心配だ。今から対策をお願いしたい。


等々の意見が寄せられています。

 冬場を向かえ、乗客数の急激な減少が予想されます。乗客数の減少はバス路線の存続にも影響を与えます。唯一の公共交通機関である代替バスが将来にわたって安定的、継続的に運行できるよう、沿線自治体の連携した取組みが必要です。

 

ふるさと銀河線代替バスに関するアンケート集計結果

アンケートはがき配布数 
沿線住民用500通 乗降客250通 計750通
回答はがき回収数203通 (沿線住民145通・乗降客58通)
※ 以下カッコ内は乗降客の回答数

あなたの年齢 男 性 ・女性 お住まい     町

10代
57人(54人)
28%
50代
21人(1人)
10%
20代
8人(1人)
4%
60代
23人
11%
30代
11人(1人)
5%
70代
42人
6%
40代
15人(1人)
7%
80代
17人
8%
不明
9人
4%

男性:94人 46% 女性:97人 48% 無回答:12人 6%

北見
20人
10%
境野
13人
6%
上ところ
7人
3%
置戸
36人
18%
日ノ出
2人
1%
陸別
23人
11%
訓子府
84人
41%
その他・無回答
16人
8%

@代替バスについてどう思われますか?(複数可)

バス便が増え利用しやすい

19人(10人)

運賃が高くなった
133人(50人)
乗り降りしやすい
19人(6人)
他の交通機関との接続が悪い
29人(8人)
バス停が多く利用しやすい
24人(9人)
バス待ちがつらい
64人(19人)

鉄道より時間がかかる
79人(21人)
冬季(雪道)がどうなるか心配
78人(15人)
時間通りにバスが来ない
41人(20人)
トイレがないので困る
80人(15人)
よくゆれる(酔う)
29人(10人)
その他
5人(5人)


※ キの回答が沿線住民、乗降客とも最も多い回答
※ 以下、沿線住民の回答で多いものはサ(65人)、コ(63人)、エ(58人)
※ 同様に乗降客で多いものはエ(21人)、オ(20人)、ケ(19人)

Aあなたの外出は銀河線利用時と比べどう変化したか?(複数可)

移動所要時間が増えた
40人(13人)
町がさびしくなった(沿線住民のみに質問91人)

外出の回数が減った
63人(21人)
銀河線は利用したことがない(乗降客のみに質問)
2人
会社・学校・病院などへ通いにくくなった
63人(14人)
別に変わらない
28人(14人)
家族の車などの送迎が 多くなった
76人(19人)
その他
1人(1人)


※オ以外で最も多い回答はエ、続いてウ、イ

B廃止が地域商業・観光・通学・通院に影響がありますか?(沿線住民のみに質問)

大いにある
96人
67%
多少ある
30人
21%
ほとんどない
10人
7%
無回答
7人
5%

Cあなたの主に利用する時間帯と区間を記入してください(乗降客のみに質問)
・利用時間帯
・利用区間(乗車バス停) 〜(降車バス停)
回答 省略

D将来バスの減便、廃止になった場合(乗降客のみに質問)

仕方がない
14人
減便は仕方がないが廃止は避けるべきだ
18人
今ある基金や税金を使っても減便・廃止は避けるべきだ
17人
無回答

6人


※ イの回答のうち、ウとあわせて回答しているもの2人

C現在、銀河線の廃止についてどう思われますか?(沿線住民のみに質問)

廃止は当然であった
5人
やむをえなかった
45人
廃線は失敗で、もっと反対すべきだった
52人
廃線は失敗で、今でも復活を願いたい気持ちだ

81人

その他
1人

※ イの回答のうちウ、エをあわせて回答しているもの5人
※ ウの回答のうちエとあわせて回答しているもの33人